——商品は良いはずなのですが、相手になかなか伝わりません。これを改善できる手法と理解して良いのでしょうか?
はい。提案内容の良さが伝わらない理由とその解決策については、プロポーザルマネジメントの手法の一部で定義されており、ご紹介することが可能です。
——提案活動中は残業の連続です。少しでもプロセスの定型化ができれば効率が良くなると思うのですが、結局毎回付け焼き刃での対応になってしまいます。良い方法はありませんか?
はい、プロポーザルマネジメントでは、プロセス定型化の手法も定義されていますので、組織においてプロセスや提案書を書く上でのガイドラインを確立する上でのノウハウをご紹介することが可能です。
——自社内において、提案に役立つ情報が共有されておらず、お客様に対して自社の実績や強みをアピールするのに苦労しています。プロポーザルマネジメントはこうした悩みを改善できますでしょうか。
はい。プロポーザルマネジメントでは、提案活動で有効活用できる情報の効果的な収集・管理方法についても定義されています。情報共有や可視化については、必要性は認識されていながらも、実際に継続させることが難しい領域です。そのような組織の課題を改善するため、実務経験が豊富な講師が、その手法やコツ、他国でのトレンドなども含めての具体策を体系的にご紹介することが可能です。
——お客様から提案依頼をいただいた時点で、案件に関する情報(背景や経緯)をほとんど把握していないため、真の要望がわからないままに提案活動を進めるしかありません。お客様の要望は、どのように把握していけば良いのでしょうか?
プロポーザルマネジメントでは、案件に関する情報(顧客や競合など)を可視化し、提案に関わる社内の関係者で共有することを推奨しています。しかし目先の業務で多忙な中で、「可視化」に工数をかけることはなかなかできないのが現状です。
プロポーザルマネジメントでは、このような多忙な実務の中で、最適な形で可視化や共有することができる具体的な方法についてご紹介することが可能です。
——提案チームの役割がきちんと決められず、いつも特定のメンバーに業務が集中してしまいます。このような組織づくりにも役立つことはあるのでしょうか?
はい、プロポーザルマネジメントでは、チームで効率的に提案書づくりを行うための役割分担のモデルや、進め方についてのご紹介が可能です。
——提案書の体裁を整える仕事をしています。提案書をまとめる際、何を伝えたい資料なのかわからない情報を丸投げされて「きれいにまとめてくれれば良い」と考えている人が多すぎます。このような提案でお客様が納得するとは思えないのですが…。
出来上がった資料の体裁だけを修正をしようとしても、読み手のニーズや背景がわからないと、どう見せていけば良いのかわからず困ることが多いかと思います。
プロポーザルマネジメントでは、案件概要を提案従事者で共有して、提案内容を検討する段階から関係者を巻き込む具体的な方法を推奨しています。それにより、作成効率と提案書の質が大幅に高まります。
——「プロポーザルマネージメント」とは何ですか?
プロポーザルマネジメントとは、提案期間の活動全体をマネジメントすることです。マネジメントにより、提案活動の質、効率性を高め、顧客ニーズに適した提案をまとめ上げることが可能になります。提案での成功が一過性ではなく永続的に発展する仕組み作りを行い、維持、管理を継続することで"組織提案力"を高めます。
——APMPとAPMP日本支部、日本プロポーザルマネジメント協会の関係は?
APMP日本支部は、世界に支部を有するAPMPの日本における支部です。一般社団法人日本プロポーザルマネジメント協会は、APMP日本支部を非営利事業として会員活動を支援しています。
——APMPの手法はある特定業界に特化しているのでしょうか?またはどのような提案活動にも適用できるのでしょうか?
法人向け(民間企業、官公庁・自治体向けなど)の提案活動に適しています。基本的な考え方や一部のノウハウは社内への提案活動にも応用することもできます。
——海外発の手法が、日本のマーケットや企業風土にマッチするのでしょうか?
APMPには、多様な国、業界、案件でも汎用的に利用できる、世界各国の代表者により編纂されたノウハウ集(APMP Body of Knowledge)が確立されています。弊会ではこれらのノウハウをもとに日本の風土にマッチした形の研修、コンサルティングを提供します。
——「プレゼンテーション手法」のトレーニングとは違うのでしょうか?
プロポーザルマネジメントは、プレゼンテーションだけではなく、対法人に向けた提案活動における働き方全般をも含めたマネジメント手法です。提案で求められる総合力を強化します。その一部に「プレゼンテーション」や「提案書の書き方」「営業手法」が含まれます。
——APMP Foundation テストはいつ受験できますか?
一般社団法人日本プロポーザルマネジメント協会にて、年に数回に認定対策講座とセットでテストを実施しています。
——APMP Foundation テストはいくらで受験できますか?
一般社団法人日本プロポーザルマネジメント協会では、認定対策講座(インプット動画動画+2時間x3回)と実際のテストの受験をセットで82,500円(税込)としています。ただしこの金額は、APMP会員であることを条件とさせていただいています。テストの出題範囲となるAPMP Body of Knowledgeという知識体系が会員のみに日本語版を公開していることと、非会員ですとテストの受験料が高額となることから、会員の方を対象に認定対策講座とテストの提供を行っています。APMPの会員になるにはこちらから170ドルの年会費をお支払いください。
——認定対策講座を受講せずにテストのみを受験することはできますか?
一般社団法人日本プロポーザルマネジメント協会で提供するサービスでは、テスト単独受験に対するご支援は致しておりません。テストのみで受験をする場合は、イギリスのテスト提供会社であるAPMG社に直接お問い合わせください。
——APMP Foundation認定対策講座+テストのコースは、APMP会員でなくても参加申し込み可能でしょうか?
基本的にはAPMP会員を対象とさせていただいています。APMP知識体系は会員限定のオンラインサイトで参照することになり、これらを用いて自習をしていただく前提で対策講座を設計しております。非会員ですと自習が難しい状況であることに加え、APMPの非会員ですと、テストの受験料がご提示価格よりも割高になります。
APMP認定資格受験価格の詳細は、下記サイトをご参照ください。
https://www.apmp.org/page/AccreditPriceList
——APMP Foundation認定資格の受験対策としてどのような勉強方法がありますか?
短期的に学習したい場合は、一般社団法人日本プロポーザルマネジメント協会によるオンライン講座をお勧めします。推奨講座は、下記の3講座です。全て受講いただくことで必要知識を網羅的に学習していただける上、実務に知識を即生かしていただくことができます。APMP Foundation 認定対策講座のみですと、テストに特化した内容であることと専門用語が複雑で短期間で理解することが難しいです。そのため、2つの講座を事前に受験いただくことを推奨しています。
体系的に学ぶ戦略的提案活動 ①戦略策定編
体系的に学ぶ戦略的提案活動 ②提案書作成編
APMP Foundation 認定対策講座+テスト
長期的に勉強したい方は、APMP日本支部の有志の勉強会に参加することをお勧めします。この勉強会では、Foundationテストの出題範囲となるAPMP BOKの輪読を実施しております。すべてを勉強するために1年以上かかりますので、短期的に学習したい方には、前者のオンライン講座をお勧めします。
——受験前に20CEU相当の事前学習を推奨しているとありますが、これは必須ですか?
こちらは必須ではありません。あくまでも目安です。プロポーザルマネジメントが浸透していない日本独自の推奨となります。
——CEUとはなんですか?
継続的学習単位のことです。詳しくはこちらをご覧ください。
——CEUはどのように証明するのでしょうか。
APMP Foundation 認定対策講座+テストの受講申込の際に、申し込みフォームにて事前の学習履歴を回答いただきます。過去の学習内容や学習時間を自己申告していただきます。CEUの対象についてはこちらをご覧ください。
——申し込み時の申請内容に対する審査はどのように行われますか?
事前学習の内容や時間が、推奨レベルに到達していない場合は、個別に確認をさせていただく場合がございます。
——テストに合格しない場合はどうなりますか?
半年間学習期間としたのちの受験となります。
——テストの合格率はどのくらいですか?
合格率は公開しておりません。
——テストに合格するとどんなメリットがありますか?
国際的に資格を用いて知識を証明することができます。履歴書、名刺等に有資格者であることを示すことができます。